あるきデス

50代からの毎日の歩き方from鎌倉。Rock your life! ジタバタしたっていいじゃないか!

社内失業?ゴミと雑巾と呼ばれての50代。

こんにちはユルネバT-800です。

 

再会した社長からのキツイ一撃

今年の初めのこと(まだ「前」令和時代のことです)。以前の自分の上司と久しぶりに会いました。

 

そう前回の記事(↓)
に登場した会社の元社長。今は外資投資ファンドに乞われて買収した某企業の社長をやっているのです。業界の現場を知り尽くし、自分自身も若くして現場のエースになり、その後MBAも取得。つまり泥臭い毎日の業務も理解(実践)できて、かつ俯瞰的に会社全体を見渡せる視点ももちあわせている方なので、まあどこからも引っ張りだこ。しかもイケメン!(まあ、そんなに何拍子も揃っていながら会社を潰してしまっているわけでもありますけど(^^'))。

 

渋谷の指定場所で待ち合わせして、久しぶりにお会いしての会話。

 

社長「今年でいくつになりました?」

私 「今、53歳です。でも間もなく54歳になります」

社長「なるほど、じゃあゴミですね」

私 「エッ?」

社長「で、それから雑巾になるのです」

私 「エッ?えっ??」

 

50代の鬼門

実はここまでの記事でずいぶんと偉そうなことを書いてきましてけど、この時の私は実質的な肩たたき状態。自分の賞味期限が組織の中で切れていたことを自覚しておりました。なので、人脈というのが白々しいほどの人脈のある元上司(現某企業社長)にアドバイスを・・・なんてカッコよく言いながら下心満々だったわけです。

 

このような状態だったので上記のような会話になったとき、社長が私の現状を見抜いて「イジって」いるのかと思い内心ムッとなりかけたのですけど・・・要はダジャレだったのですね。つまり:

 

 

53歳=5(ご)3(み)=ゴミ

54歳=5(ご)4(し)=ゴシゴシ=雑巾(がけ)

 

というわけです!

 

なるほど。でも、これは信頼関係があるからこそ成り立つ会話。普通に年下(40代)上司が年上(50代)部下に言ってしまうとパワハラになりかねませんよね(まあ、年下とか年上とか関係なくアウトでしょうか)。

 

これをもっと膨らませると50歳になると:

 

5(ご)0(ろ)=ゴロ=(社内で)ゴロゴロ=暇している人

 

もしくは

 

ごろ=ごろつき=(社内に精通していて)弱みに付け込んで(会議や部内で)「ゆすり」や「嫌がらせ」をする人

 

となりますでしょうか?

 

お仕事ライフの曲がり角はとうに過ぎている

まあ、このような回りくどい言い方よりも「ゴミ!」といわれた方がインパクトはありますね。しかも50歳だとまだ自分でもこの前までは40代だったので「まだまだ俺は現役バリバリだっ!」って思っているかもですけど、53歳ぐらいになると色々な現実が見えてくる年頃でもあります。

 

統計資料を見てみると1970年代中ごろまで主流だった55歳定年(=一定年齢での一律雇用契約解除)が減少傾向を示しつつ、ついには1985年に60歳定年の比率が55歳定年を上回るようになりました。つまり年金支給のタイミングと歩調を合わせながら定年も60歳が一般的になっても55歳というのはかっての雇用のゴールであり、53歳とか54歳はゴールのテープが見えてくる年齢でもあるわけです。

 

よく、加齢にともない仕事のパフォーマンスが落ちてくることが指摘されることがありますけど、年齢に関係なくパフォーマンスが低い(ここではパフォーマンスの定義は詳細には書きませんけど、生産効率程度の解釈で結構です)人は低く、50代以上でもパフォーマンスの高い人は存在します。

 

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山あり谷ありの仕事ライフ。50代は谷ばかり!?

 

 

ではなぜシニアいじめのような「使えないオヤジ(シニア)」排除論が起こるかといえば、やはり高給取りが多いから。つまり年齢に関係なくパフォーマンスの高低(実績とコンピテンシー)で配分されるべく所得が、年功序列型に依然なっているからではないでしょうか。

 

毒舌も余裕で受け止める50代をめざせ!

さて、このような周りの認識に対して50代はどう対処すべきか?・・・な~んて前に自分たちも「(粗大)ゴミ」になっていないか?と考えてみる(これ自分についてで決して他者の評価に使ってはダメですよ)って自虐的に聴こえてなかなか自己認識をより正確に行う上でいいチャンスのように思います。

 

そのうえで「雑巾」になって「汚れ」を落とす存在になる、もしくはあえて「汚れ役」を社内でやる(コンプライアンスやリーガル違反をしろってことじゃないですよ。念のため)ってのも悪くなように思います。

 

以前にも書いたように、モチベーションの大きな源泉のひとつは周りから頼られることにあるのも事実ですから。雑巾のようにゴシゴシ使われているうちが花!ってことです。

 

まあ、これは自分を見直すひとつのきっかけで、どのような50代の仕事人生を送りたいかは全てあなた次第です。あえて「ゴミ」だ「雑巾」だと自分を卑下する必要もありません。

 

それよりも、自分の年齢にゴミとか雑巾と言える余裕を持っていてもいいかなと思った次第です。よく分からない結論ですけど「ソイレントグリーン」で描かれたような社会と真逆な方向に進んでいって欲しいと思うのであえて言葉と戯れているってところでしょうか。

 

そう毒蝮三太夫師匠とご老人方の間にあるところの建前でない信頼関係と思いやりだからこそ成り立つ毒舌(=愛情表現)のような・・・。

 

では、次回もYou'll never walk alone!