気が付けば「負のスパイラル」を歩む。悩み多き50代にとって一番必要な力とは?(前編)
こんにちはユルネバT-800です。
早稲田卒VS東大卒
さてここ1週間で二人の40代の知人とじっくりとお話しする機会がありました。
お一人は40代前半。もうお一人は40代後半の方です。
お二人とも腹をわって色々な悩みをお話出来る仲で、特に私と同じ業種(外資系企業のマーケティング担当)ということで仕事の悩みをお互い語り合うことが多いのです。
まあ、共通なのは仕事の担当分野だけで、お二人とも学歴もスキルも私とは比べ物にはならないくらいキラキラしています。
40代前半の方は私立の最難関大学のご出身。今や某グローバルメーカーで15人以上の部下をマネジメントされながら、日々ハードワークされています。
一方で40代後半の方は国立の最難関大学ご出身。でその後1番人気の総合商社に入社。これまた最難関私大の大学院でMBA取得。外国にも留学されています。
浪人して私大文系、MBAどころか何の資格も持たない私はお二人の学歴・経歴の前では気後れしてしまいますね。
でもそんな二人が私に悩みを打ち明けてくれたりアドバイスが欲しいなどと言ってくれるのですから嬉しいものです。まあ、何の役にもたたない、お二人より早く生まれただけの私ですけど一応反面教師、「しくじりセンセイ」として相談にのっているってノリです。
さてさて面白いのが二人の違いです。
自己肯定感の違う二人
40代前半の方はいわゆる自己肯定感が高いです。で、自己評価 > 会社評価になっているようにも思います。またヘッドハンターから今現在いくつかの転職案件をもらっていて今の会社でさらに上を目指すべきなのか?新たなチャレンジに挑むべきか?で悩んでいるって状況です。
で、40代後半の方は自己肯定感がかなり低くなっています。自己評価↓会社評価↓って図式のように思います。また納得いく転職案件もなかなか見つからないというような状況です。最高峰国立大学卒業+最難関私立大学院MBAホルダー+北米最高峰大学のひとつに留学+1番人気の総合商社出身、という経歴の方でもこんな状況に陥るのです。
この違いはお二人の性格や資質の違いから生まれているとも言えます。今の職場環境や業務とのマッチングの具合から生まれた違いのようにも思います。
もうひとつお二人の自己肯定感の違いを生み出す要因としては50代への距離の違いもあるように思うのです。
40代前半の方はまだまだ自分自身にも周囲にも今後のポテンシャルを期待させることが出来ます。一方で40代後半は自分自身も周囲もポテンシャルより過去にどのような実績や行動があったのかで会社の中での評価を行うようになってきます。もちろん過去の実績などは30代でも転職のときに重要視されるのですけど、40代後半になると将来のポテンシャルは過去の実績で推して知るべしとの比重が極めて高くなると思います。
伸びしろは若さの特権、ですね。
まあ、それは40代後半から始まるものではなく、40代前半の自己肯定感が高い人でさえも自身の感性や閃きや判断力の低下を感じているとのこと。そう、40代はすでに50代と地続き。「現状維持=下降線を辿る」の始まりなのです。
50代は人生の「死の谷」
人生の最も深い谷間といわれる50代。やはり悩みのベスト3をあげると以下になるのではないでしょうか?
1.お金
2.健康
3.人間関係
いきなりクビきりなんてことになったら?給料を減らされたら?老後資金が足りなかったら?子供の大学費用は?などなどお金の悩みは尽きませんよね。
健康の悩みは増えども減りはしない。もう体力も落ちていく一方です。しかも自分の健康だけじゃない。年老いた親の健康ものしかかってくる。
人間関係は、会社でのことはもちろん、家族のこともあります。
もうこの3つだけで逃げ出したくなる、放り出したくなり理由としては十分です。たいていの人はこの3つの悩みの内のどれか、というより全てについて強弱はあれど悩みを持っているのではないでしょか?
そんな前にも後ろにも進めないどん詰まりの50代で一番大切な力ってなんでしょうか?
それは先ほどの40代の方々へのアドバイスにも成りえますし、私自身が自分の励ましにもしている力です。
「負のスパイラル」に陥った(と思っている)50代にとって(もしくは地続きの40代にとって)一番必要な力について後半で書いてみたいと思います。
では、次回もYou'll never walk alone.